年収800万の手取りは?税金や生活レベル、貯金額や職業を解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • 年収800万円の手取りを知りたい
  • 年収800万の税金や保険料を知りたい
  • 年収800万の生活レベルや職業を知りたい

上記のように考えているかもしれません

今回は、そんなあなたに向けて「年収800万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などをお伝えしていきます。

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年収800万円の手取りはどれくらい?

年収800万円の手取りはどれくらい?

1年間に800万円を稼ぎ、12ヶ月で割るとおよそ66万円ですが、サラリーマンの場合は税金や保険料をなどが先に引かれ、実際に手元へ入ってくる金額はおよそ590万円です。

ボーナスの有無によっても大きく変動しますが、ボーナスなしの場合は月に約40万円が入り、年間にして約590万円が手取り額として受け取れる計算です。

収入から引かれる主な税金は所得税と住民税、社会保険料や年金なども会社に勤めているサラリーマンは先に天引きされ、差し引いた金額が給与として振り込まれます。

支払う税金の金額は家族の人数、家や車の所有などにもよって変動しますが、年間約210万円が税金の支払額になります。

また、フリーランスの場合は一年の収入を自分で把握、管理し、確定申告にて税金の手続きを行わなければいけない年収です。

確定申告の義務があるにもかかわらず行わなかった場合、本来納める税金金額の最大20%を追加で支払うことになります。

【男女割合】年収800万円の人はどれくらいいる?

紙幣を広げた人

日本人口の中で年収800万円の方は約2.9%、800万円を越えている方を合わせても約9.6%、10人に1人もいないというかなり低い割合となっています。

平均的な給与は男性が532万円、女性が293万円、全体平均では433万円となっていることから、年収800万円の方は十分に高収入だといえます。

所得者を男女別で見てみますと、年収が800万円を越えている男性は約4.5%、女性は0.8%と、女性は極端に少ないことが分かります。

また男性の場合、年収が800万円の越えるタイミングは収入のピークと言われる40代後半から50代ですが、同年代の平均収入である630万から680万円を大きく上回っています。

個人で越えることは難しいですが、世帯年収で800万円を越えている割合は全体の約21%となっているため、共働きであれば決して難しい年収ではないでしょうか。

年収800万円の所得税・住民税・社会保険料

タイプライター

年収800万円の場合の手取りは以下の表の通りです。

年収800万円の手取りイメージ
年収800万円
所得税約46万円
住民税約45万円
社会保険料約121万円
手取り約590万円

上記の表は住んでいる場所や扶養家族の人数によって金額が大きく変動するため、おおよそのイメージとしてご覧ください。

一般的に年収800万円の場合、税金などで収入の約25%(200万円)が引かれ、収入の約75%(600万円)が手取りとして残ると言われています。

年収が増えれば手取りも多くなるのは当たり前のことですが、税率は899万9,000円以下と900万円以上では大きく異なります。

899万9,000円以下の方は税率23%、控除額は63万6,000円となりますが、900万円を越えると税率が33%、控除額が153万6,000円と大幅に増加します。

年収800万からさらに上を目指したい方は、900万円に大きな税率増加のラインがあることを覚えておく必要があります。

また、800万円の方も、ふるさと納税やiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)といった所得控除を受けられる制度を利用することで、所得税を軽減することができます。

年収800万円の生活レベル

スマホとグラフ

年収800万円の場合の生活レベルがどれくらいなのかを解説していきます。

実家暮らしの場合

実家暮らしであれば家賃という大きな出費をかなり抑えることができるため、その分を将来の貯蓄に回すことができます。

しかし大きな出費である家賃がいらないとはいえ、実家に生活費をどのくらい入れるかによって貯蓄金額は変わってくるものの、散財しなければ月に30万円は貯蓄できます。

おおよその内訳は、家賃や食費、光熱費として10万円を実家に、通信費と保険料がそれぞれ1万円、交際費を含めた雑費が3万円ほどです。

かなり大雑把な内訳ではありますが、散財しなければ年間で360万円が貯蓄できます。

老後の資金に必要な金額が約2,000万円と言われていることから、5年から6年程度で目標金額に到達することが可能となります。

結婚をするかしないかでも金額は変わりますが、趣味も貯蓄も十分にできる生活レベルだといえます。

一人暮らしの場合

一人暮らしの大きな出費となる家賃は手取り月給の3分の1が適正だと言われ、年収800万円の月収を40万円とした場合、家賃の適正額は約13万円となります。

13万円を家賃として使用できると東京都内であっても、一人暮らしには十分な場所で暮らせます。

たとえば多少部屋が狭くてもセキュリティや利便性を優先した場所に住むこともできますし、ランクを落とした部屋で家賃を抑え、貯蓄分を増やすこともできます。

その他、食費や光熱費、交際費などを使いすぎなければ、月に25万円ほどは貯蓄に回せます。

一人暮らしであれば外食も多くなってしまうという懸念事項はありますが、自炊などを行うことでさらに貯蓄金額を増加させることもできます。

月に25万円を貯蓄した場合、年間で300万円、老後の資金に必要な2,000万円は約6から7年で貯まります。

結婚・子育てをする場合

共働きか否か、子どもの人数や年齢などでも大きく変化しますが、月に必要なの生活費はおよそ独身時の生活費×人数となります。

家賃も一人暮らしのときと同じようにワンルームとはいかず、夫婦であれば最低でも1LDK、人数が増えればそれなりの広さと部屋数も必要です。

片方が専業主婦(夫)で子どもがいない場合の目安は、手取り40万のうち、おおよそ20万が食費や光熱費といった生活費、3万が夫婦のお小遣い、17万円ほどが貯蓄金額となります。

子どもが一人生まれた場合はここに養育費として2万ほどが加算され、子どもが大きくなれば食費も増加しますが、おおよそ月に12万円が貯蓄金額です。

家賃は15万円を想定していますが、23区内でなければ十分な広さと部屋数のある家に住めます。

共働きであればさらに加算されるため、貯蓄金額を増加しつつ、趣味も楽しめます。

年収800万円の人の家賃目安

お金の家

家賃は月収の約3分の1が適正金額といわれ、年収が800万円、手取りが40万円であれば、13万円の部屋に住むことができます。

東京23区内で一人暮らし向けの家賃平均はおよそ6万から9万となっていることから、13万円を家賃に使用できるとかなり条件の良い物件で暮らせます。

家賃が約13万円で暮らせる23区内は、ワンルームと1Kであれば最高価格の港区に、1DKであれば新宿区に、1LDKなら足立区、練馬区、江戸川区の辺りに住むことができます。

区外になると、ワンルームなら3万円から、2DKなら5万円から家を借りられます。

もちろん一人暮らしに必要なものは家賃だけではありませんが、少し狭くてもセキュリティや利便性の高い場所など、選択肢は多くなります。

都内であっても自分にとって適正な場所で暮らしつつ、貯蓄ができる金額です。

年収800万円の人の貯金額

赤い豚の貯金箱

独身であるか、どこに住んでいるか、交友の頻度などでも貯蓄金額は変わりますが、手取りが40万円の場合、貯蓄を意識していれば25万円は貯蓄できるといわれています。

25万円を貯蓄できた場合、1年で300万円、貯蓄の目安である2,000万円には6年から7年ほどで到達します。

結婚をして子ども2人を育て、戸建てを購入した場合、3,700万円から4,000万円ほどが必要になります。

継続して年収が800万円以上でなければいけませんが、結婚して子どもを育て大学まで進学させ、戸建てを購入しても、老後の資金には多少の余裕があると思われます。

しかし大きく余裕があるとは言えないため、節約や子育て支援などの制度を利用する必要あります。

年収800万円の人はどんな仕事に就いている?

ペンと紙幣

年収800万円の人は、以下のような仕事をしていることが多いです。

  • エンジニア
  • コンサルタント
  • 不動産専門職

約2.9%しかいないと言われている年収800万円の方ですが、どのような職業であれば実現するのかをご紹介します。

国内でも10%に満たない人しか到達していない年収800万以上は、主に専門的な技術を持つ方が多いようです。

たとえばエンジニアですが、その名の通り技術者のことで、特に近年ではIT関連の技術を持つ方のことをエンジニアとして指しています。

IT業界は発展を続けていますが、急速な発展の中で慢性的なエンジニア不足となり、技術開発という特殊な技術を持った人の需要はかなり高まっています。

すぐに獲得できる技術ではありませんが、人手不足が問題となっている業種なため、技術さえ持っていれば初心者でも比較的採用されやすい職種だといわれています。

また外資系コンサルタントや不動産関連も歩合制になりますが、上手く契約を得られれば大きな収入となります。

年収800万円から収入を上げる方法

赤と青のグラフ

年収800万円から収入を上げる方法としては、

  • 昇進、資格などのスキルアップをする
  • 副業や投資をする
  • 転職をする

などがあります。

企業に勤めるサラリーマンであれば、昇進や出世を行うことで役職手当が付いて年収の増加が見込まれます。

40代頃が収入のピークだといわれる所以は、技術も会社の一員としても十分な経験を積み、昇進や出世が行われるタイミングだからです。

ただし昇進や出世を行うとその分責任や重圧といったものが増加し、時には残業や休日出勤といった労働時間も長くなってしまいます。

家族との時間や趣味の時間と、収入の増加という二つを天秤にかけなければいけませんが、最も確実性のある方法です。

他にも本業とは別に副業を行う、もっと条件の良い会社へと転職するなどという方法もあるため、自分のライフスタイルに合わせて考えてみるのもおすすめです。

また、平均的な年収が800万円を越えている業種は専門的な技術を必要とするものが多いため、副業や転職でも技術を生かして稼ぐことは可能です。

年収800万円の手取りや生活レベルまとめ

たくさんの紙幣

この記事では「年収800万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などについて解説しました。

平均的な年収が800万円に到達している仕事は、他にはない技術や知識などを必要とする職種が多く簡単になれるものではありませんが、生活も貯蓄も十分に行えます。

また、年収は600万円から800万円ほどが仕事と趣味の両立ができるという調査結果もあり、節約と我慢、仕事でのストレスなどもこの辺りが丁度いいといわれています。

公私のバランスは幸福度の調査にも現れていて、年収800万円は幸福度が最も高く、800万円以上になっても幸福度は変わらないという研究結果も出ています。

もちろん年収が高ければ高いほど幸福だと感じる人もいれば、趣味や人との関係が幸福だと感じる人もいます。

人にとって何が幸せかは一概には言えませんが、年収800万円は仕事と趣味を両立できる一つの指標だといえます。