年収900万の手取りは?税金や生活レベル、貯金額や職業を解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • 年収900万円の手取りを知りたい
  • 年収900万の税金や保険料を知りたい
  • 年収900万の生活レベルや職業を知りたい

上記のように考えているかもしれません

今回は、そんなあなたに向けて「年収900万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などをお伝えしていきます。

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年収900万円の手取りはどれくらい?

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日本の平均年収がおよそ433万円であることから、年収900万は十分に高収入、高所得者と言って問題ない年収です。

しかし稼いだ900万円を12ヶ月で割った約75万円の全てが手元に入ってくる訳ではなく、サラリーマンの場合は振り込まれる前に税金や社会保険料などが引かれます。

税金や社会保険料が引かれ、実際に手元へ入ってくる金額は扶養している家族や住んでいる場所によって変わりますが、1年間におよそ620万円から680万円です。

月収に換算するとおよそ52万円から56万円になります。

給与から先に引かれる主な税金は所得税と住民税で、ここに年金や健康保険、雇用保険、40歳以上であれば介護保険料などが社会保険料として引かれます。

控除を上手く利用することで手取りは少し増やすこともできますが、ある程度の知識が必要となります。

【男女割合】年収900万円の人はどれくらいいる?

6種類の紙幣

先述もしましたが、日本の平均年収はおよそ433万円で、年収900万円は平均を大幅に上回っている高所得者です。

年収が900万円から1,000万円の方は日本に1.9%と非常に少なく、900万円以上の年収を受け取っている方と合わせても6.7%のみです。

男女比では男性が3%、女性が0.5%と圧倒的に男性の方が多く、また男性の場合も年収900万円に到達する年齢は40代以上となっています。

900万円以上の方と合わせても男性は10.6%、女性は1.7%とやはり男性が多く、平均年収以上を取得する女性はかなり稀だといえます。

数字では女性が年収900万円を越えるのは難しいように思えますが、全体で見れば日本の年収上位10%に入っている人は男女に関係なく稀です。

また、世帯年収であれば900万円を越えている世帯は全体の16.3%と高まるため、共働きであれば可能な数値です。

年収900万円の所得税・住民税・社会保険料

机に散らばったお金

年収900万円の場合の手取りは以下の表のようになります。

年収900万円の手取りイメージ
年収900万円
所得税約80万円
住民税約65万円
社会保険料約110万円
手取り640万円

上記の表は独身で扶養家族がいない場合の一例で、全ての税金と社会保険料を合計すると約255万円、およそ年収の27%が先に引かれています。

何もしなければかなりの金額を引かれてしまいますが、申請することで受けられる控除を上手く活用し、手取り額を少しでも多くすることができます。

控除で代表的なのが配偶者の所得が48万円以下の場合に受けられる配偶者控除、16歳以上の子どもや両親を扶養している場合の扶養控除などです。

他にも、生命保険料や地震保険料の支払いによる控除、特定の団体に寄付(ふるさと納税)、1人で子どもを育てている、学校へ行きながら生計を立てている、といった場合も控除が受けられます。

基本的に会社に勤めていれば会社が控除の手続きを行ってくれますが、寄付や医療費などは自分で確定申告を行い、申請する必要があります。

年収900万円の生活レベル

財布と紙幣

年収900万円の場合の生活レベルがどれくらいなのかを解説していきます。

実家暮らしの場合

生活費をどのくらい実家に入れるかにもよりますが、手取りを54万円と仮定しても、十分な趣味と生活費、そして貯蓄まで行うことができます。

実家へ入れる金額は平均で3万円から5万円といわれているため、仮に食費と光熱費を合わせて5万円を入れ、その他外食や通信費などでも5万円ほどが使用可能です。

ファッションや趣味にどのくらい使用するかでも変化しますが、大きな出費を何度も頻繁に繰り返さなければ、月に35万円は貯蓄できます。

家賃という出費の中でも大きな割合を占める部分が必要ない実家暮らしは、貯蓄には最適な環境だといえます。

将来的には結婚や一人暮らしで実家を出る予定だったとしても、実家暮らしができるうちになるべく多くの貯蓄を行って将来に備えることが推奨されます。

一人暮らしの場合

一人暮らしであっても、ほどほどの贅沢をしながら十分な暮らしと趣味を両立できます。

都内で一人暮らし向けの賃貸は場所にもよりますが、およそ10万から15万円の値段が平均とされ、23区内でも住むことは可能です。

23区外や少し狭めの部屋であれば10万円を切る場所もあるため、その分を貯蓄や趣味に当てることもできます。

また地方であれば、一人暮らし向けではないマンションなどでも暮らすことができるため、部屋の広さやセキュリティなど、自分の条件に合った家を選べます。

一人暮らしで多くの出費となるのは家賃と食費ですので、この2つを抑えることができれば実家暮らしに近い金額の貯蓄も可能となります。

将来的に結婚をするのか、独身を貫くのかでも必要な貯金額は変わってきますが、平均的な月々の貯金額を大幅に上回りつつ、生活も趣味も楽しめます。

結婚・子育てをする場合

配偶者を持った場合、一人暮らしで必要だった金額の2倍が日々の生活費として必要になると言われています。

さらに子どもが増えれば食費や養育費を中心に出費は増えますが、基本的に家族が増えても十分な貯蓄と生活はできます。

夫婦のどちらかが年収900万円であった場合でも、世帯年収が900万円である場合でも、無駄な出費にさえ気をつけていれば十分な生活水準を保てます。

また、子どもにどのような教育を行うかにもよって大きく変動しますが、たまに行く外食や年に一度の家族旅行くらいであれば日々の生活を引き締めていれば可能です。

子どもを私立の学校に入学させたい、海外へ留学させたいとなれば、さらに節約が必要となりますが、全くの不可能ではありません。

将来的に結婚をして子どもに高い教育を考えている方は、独身時代からの貯蓄がポイントとなります。

年収900万円の人の家賃目安

丸まった紙幣

年収900万円の適正な家賃はおよそ15万円から20万円ほどと言われ、この金額であれば都心部の一人暮らし向け賃貸であれば十分な場所に住めます。

都心部の一人暮らし向け賃貸の家賃平均はおよそ6万から7万円、高くても港区の11万円と予算を大幅に下回っています。

また、結婚をして配偶者や子どもを持ったとしても、15万から20万円の家賃であれば十分に広い家に住むことができます。

都心部で家族3人が住むのに十分な2DKの相場は20万から23万円と予算を上回ってしまいますが、23区外や地方都市であれば15万円を切る家賃相場になっています。

他にも八王子市や町田市であれば予算内で戸建ての賃貸を選ぶことも可能ですので、都市の便利な範囲でも子どもがのびのびと育つような環境も作れます。

年収900万円の人の貯金額

広がった紙幣

貯蓄に回したい金額は、およそ手取り金額の2割から3割と言われ、年収900万円、手取り54万円と仮定した場合の貯蓄金額は10万円から16万円ほどです。

将来的に結婚をして子どもを育てるのか、独身のまま暮らすのかで今後必要となる貯蓄金額は変わりますが、貯蓄金額が多くて困ることはありません。

貯蓄率は世代によって大きく異なっており、最も貯めやすい年齢は20代でおよそ手取り金額の40%、手取りが54万円の場合、20万円以上を貯蓄に回しています。

理由として、20代は独身であることや実家暮らしをしていることが多く、最も貯蓄し易い環境にあることなどが考えられます。

次に貯蓄率の多い30代も同じように、独身である割合が高いという理由から貯蓄金額が多くなります。

最も貯蓄率が低い年代は60代で約25%、定年退職をきっかけに収入が減ったことが理由と考えられます。

年収900万円の人はどんな仕事に就いている?

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年収900万円の人は、以下のような仕事をしていることが多いです。

  • エンジニア
  • 保険、不動産系営業職
  • インフラ系技術職

医者や弁護士といった国家資格を必要とするもの以外で年収900万円を越える職業はあまり多くはなく、未経験でも可能性がある職種が営業職です。

営業職の中でも保険や不動産、金融や衣料品などを扱う営業職の多くは、契約した数だけ報酬が貰えるというインセンティブ制度を採用しています。

多くの契約を取れた場合、20代であっても年収900万円以上を狙うことも可能で、未経験、資格なし、学歴を問わず、挑戦できる職業になります。

また、勉強が必要になりますが、IT関連のエンジニアも年収900万円を狙うことができる職業です。

昨今の急激なIT関連の発展により、業界全体でエンジニアが不足しているため、20代でスクールなどを卒業してさえいれば未経験でも採用して貰える可能性があります。

年収900万円になるほどの技術を取得するには勉強が必要ですが、契約の数が収入に繋がる営業職よりも安定していると言えます。

年収900万円から収入を上げる方法

豚と紙幣

年収900万円から収入を上げる方法としては、

  • 出世をする
  • 副業をする
  • 転職をする

などがあります。

現在の労働環境に不満がないのであれば、仕事に役立つ資格などを取得して資格手当を加算してもらうという方法や、より高い役職に就くという方法があります。

しかし高い役職に就くとそれだけ責任などのプレッシャーが重くなり、場合によっては労働時間が長くなることもあります。

現状から少しでも収入を上げたい場合に簡単なのが、副業を行うという方法です。

副業であれば自分の得意分野で稼ぐことが可能ですが、同業種の会社での副業や本業に支障を来す副業は契約違反に問われる可能性もありますので、注意が必要です。

また転職も収入を上げる方法の一つではありますが、慎重に行わなければ現在の収入よりも減る、待遇がイメージとは違うといったことも起こります。

資格取得や役職、副業、転職とそれぞれを別々に考えるのではなく、組み合わせて昇給を目指すことが推奨されます。

年収900万円の手取りや生活レベルまとめ

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この記事では「年収900万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などについて解説しました。

大きな出費を繰り返さなれば、年に数度の贅沢や結婚、子育てをするのに、年収900万円は十分な収入金額だといえます。

今回の記事では東京都内での暮らしと仮定してご紹介したものが多く、地方であれば家賃や食費といった出費をより抑えて生活することができます。

また、年収900万円は節税を行うことで、手取り金額を増やすことができる年収とされています。

控除の仕組みや利用できる手当を勉強する必要がありますが、手取り金額を増やすことができれば教育や将来の貯蓄に使用することも可能です。

贅沢をあまりしない生活であれば、年収900万円は十分な収入ですが、子どもに私立入学や海外留学を行うかによっては少し厳しい金額になります。

年収900万円は高い収入額ですが、生活レベルと貯蓄のバランスを保ち、収入と支出を把握して運営することが必要となります。