年収3,000万の手取りは?税金や生活レベル、貯金額や職業を解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • 年収3,000万円の手取りを知りたい
  • 年収3,000万円の税金や保険料を知りたい
  • 年収3,000万円の生活レベルや職業を知りたい

上記のように考えているかもしれません

今回は、そんなあなたに向けて「年収3,000万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などをお伝えしていきます。

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年収3,000万円の手取りはどれくらい?

年収3,000万の手取り額

年収が3,000万円を得た場合の手取り金額は、所得税・住民税・健康保険料・雇用保険料・厚生年金保険料が引かれて約1,800万円です。

1ヶ月の手取りは、年間ボーナスが4ヶ月分と仮定して計算すると約112.5万円、ボーナスがない場合は約150万円になります。

年収3,000万円の手取りとしては、税金や社会保険料が全体の40%、1,200万円も引かれている分、かなり少なく感じてしまいます。

【男女割合】年収3,000万円の人はどれくらいいる?

年収3,000万の割合

国税庁の民間給与実態統計調査によると、年収3,000万円を得ている人は、14万5,000人未満で、全国の給与所得者の約0.3%未満にあたります。

0.3%未満は、1,000人に3人いるかいないか程度の人数なので、とても少ないことが分かります。

年収3,000万円を得ている女性の人数はさらに少なく0.2%のため、500人に1人いる程度と、ほんの一握りしか全国にいません。

一人で年収3,000万円を超えることは割合の数値を見ても難しいことが分かりますが、一人よりも夫婦で年収3,000万円を超える方が割合も高くなり現実的です。

年収3,000万円の所得税・住民税・社会保険料

年収3,000万の税金面

年収3,000万円の場合の手取りは以下の表のようになります。

年収3,000万円の手取りイメージ
年収3,000万円
所得税約780万円
住民税約250万円
社会保険料約170万円
手取り約1,800万円

個人年収が3,000万円の場合は、所得税や住民税、社会保険料で約1,200万円引かれます。

年収3,000万円を上回ると、会社で年末調整を受けることができず、自分自身で確定申告が必要になります。

確定申告は、時間はかかるが不明点をすぐ教えてくれる税務署に直接行くか、自分自身でスマホやパソコンを使用してネット上で行う国税電子申告・納税システム、e-Taxを利用するか、お金をかけて代理人・税理士に依頼をする方法があります。

確定申告は、自分自身にあった方法で必ず期限内に行うようにしましょう。

各税金や社会保険の詳細は下記の通りです。

【各税金について】

  • 所得税:個人の所得にかかる税金で、1年間の所得から所得控除を差し引いた残りの課税所得に税率を適用し税額を計算した金額
  • 住民税:教育、福祉、消防・救急、ゴミ処理といった行政サービスをまかなうための税金で、市町村民税と道府県民税がある

【社会保険について】

  • 医療保険:万が一、病気やケガで通院・入院した際に、医療費負担を軽減してくれる制度
  • 年金保険:20歳以上の全国民が加入する、老後のための準備資金
  • 介護保険:40歳以上の全国民が加入し、介護が必要になった高齢者を社会全体で支えるしくみの介護制度
  • 雇用保険:労働者が失業した際に必要な給付を行い、労働者の生活及び雇用の安定、再就職の援助を行うことを目的とした雇用に関する総合的な機能をもった制度
  • 労災保険:業務上、または通勤による労働者の負傷・疾病・障害・死亡に対して労働者やその遺族のために、必要な保険給付を行う制度

日本では、年収が高くなればなるほど税金が高くなるシステムを導入しています。

簡易的に税金の比較をすると、年収が500万円の場合は約100万円、年収の20%が引かれますが、年収が3,000万円の場合は約1,200万円、年収の40%が引かれます。

税金の金額は、割合だけで比較しても約2倍、金額で比較すると年収は6倍に対して税金は12倍も引かれています。

他にも、年収が高くなると所得控除も少なくなるため、世間の年収3,000万円のイメージよりも実際に貰える手取り金額が少なくなるでしょう。

年収3,000万円の生活レベル

年収3,000万の生活レベル

年収3,000万円の場合の生活レベルがどれくらいなのかを解説していきます。

実家暮らしの場合

実家暮らしの場合は、家賃や光熱費、管理費などの固定費がかからず、とても余裕のある暮らしができます。

実家暮らしの生活イメージは最低限の金額で計算していますが、固定費がかからない分イメージ金額よりも趣味や外食にお金をかけても、安定した貯金ができるでしょう。

例えば、毎回昼食で1,000円、週末に外食で1万円使用したとしても月62,000円の出費、趣味に毎月10万円使用したとしても、約42万円貯金することができるイメージです。

家に入れるお金は、家事を自分自身で行うのか、家族にお願いすることが多いかによっても、増やす方が家族として、同居人として今後のためにも金額は話し合って決めたほうが良いでしょう。

実家暮らしの生活イメージ
家に入れるお金5万円
通信費1万円
娯楽交際費5万円
貯金59万円

一人暮らしの場合

一人暮らしの場合は、東京都心部で生活するとしても、貯金が40万円以上でき、余裕のある暮らしができます。

一人暮らしの生活イメージは、最低限の金額で計算していますが、住むマンションや趣味娯楽に多少お金をかけても安定した金額を貯金することができます。

例えば、駅から近く部屋数も増やした2DKの20万円の家賃のマンションに住み、自炊は一切せず付き合いの飲み会費も含めた食費が8万円の場合でも、プラス10万円の出費のため、貯金が30万円以上できます。

ブランド品を毎月買いたい、食材や化粧品、雑貨まで高級志向、という方ではない限り、毎月余裕のある生活を送ることができ、年に数回は旅行に行く金銭的余裕があるでしょう。

一人暮らしの生活イメージ
家賃13万円(東京都心部の1LDKの平均)
光熱費1万円
通信費1万円
食費5万円
雑費3万円
娯楽交際費5万円
貯金42万円

結婚・子育てをする場合

結婚・子育てをする場合は、家や車のローンが増加するため出費が多くなりますが、子供2人の4人で暮らす分には余裕のある生活ができます。

結婚・子育てをする場合の生活イメージは、最低限の金額で算出しているため、子供がいるかいないかによって出費に大きく差がでます。

夫婦2人だけの生活の場合は、毎月30万円程度お金をかけて高級マンションに住んで、互いの趣味に多少のお金をかけても、教育費がない分かなり余裕のある生活送ることができるイメージです。

子供がいる場合は、習いごとや塾など学校以外にかかる教育費の平均金額は、小学生で月に約15,000円、中高生では月に約20,000円かかります。

また、幼稚園から大学まで公立に通ったとしても、1人当たり1,000万円かかると言われており、学生ローンを使用せずすべて私立に通いたい場合は、2倍の2,000万円必要と言われています。

子供がいる場合は、夫婦2人だけよりも広い家に住み、教育費やレジャー費など必要な出費が大きくなるため、年収3,000万円といえども、子供や老後のことを考えた金銭感覚を持つことが必要でしょう。

結婚・子育てをする場合の生活イメージ
家のローン10万円(首都圏の分譲一戸建てのローン平均)
車のローンと維持費5万円
光熱費3万円
通信費4.5万円
食費9万円
雑費3万円
娯楽交際費10万円
お小遣い10万円
教育費10万円
貯金48万円

年収3,000万円の人の家賃目安

年収3,000万の家賃

家賃の目安は、給料の手取り金額の3分の1程度が望ましいと言われているため、上限37万円まで検討することが可能です。

都心の賃貸マンションで家賃が37万円というと、フロントサービスが充実した設備や景色が良い高級マンションに住むことができます。

都心部の賃貸マンションの家賃平均は13万円のため、駅直結やスーパーやコンビニが近く周辺環境が整った場所、部屋数がある・広いなど、幅広い選択肢の中から自分自身に合ったマンションを好きに選べます。

年収3,000万円の人の貯金額

年収3,000万の貯金額

貯金額の目安は手取り金額の3割と言われているため、年収3,000万円の人の貯金額は、おおよそ年間600万円です。

貯金額は、年代や趣味にかける金額、独身者なのか既婚者なのかなどによって変わりますが、一人暮らしのおおよその金額になります。

年代やライフスタイル別の貯金額の平均は、下記の通りです。

貯金額
20代独身363万円
既婚者524万円
30代独身1,002万円
既婚者735万円
40代独身1,747万円
既婚者1,014万円
50代独身2,375万円
既婚者2,062万円

年収3,000万円の人はどんな仕事に就いている?

年収3,000万の仕事内容

年収3,000万円の人は、以下のような仕事をしていることが多いです。

  • 開業医
  • 外航船の船長
  • 国際線パイロット

年収3,000万円の人の職業は他にも、外銀フロントや、戦略コンサル、社長など、企業の経営に関わる仕事があります。

年収3,000万円の職種は、専門知識を必要とすることが多いため、なりたいと思っても簡単になれる職業ではないことが分かります。

将来、年収3,000万円以上の仕事をするためには、幼少期から常に学ぶ姿勢を崩さず、高校・大学からは専門的な学校に通うことや資格を取得して、知識や経験を重ねることが一番の近道であるといえるでしょう。

年収3,000万円から収入を上げる方法

年収3,000万の収入の上げ方

年収3,000万円から収入を上げる方法としては、

  • 昇進や昇給
  • 年収の高い会社への転職
  • 副業

などがあります。

昇進や昇給は、中小企業や大企業にかかわらず、年齢や経験、仕事の成果によってありますが、基本的には短期間で年収を上げることは難しいと考えられます。

年収の高い会社への転職は、年収を上げる方法としては1番手っ取り早いです。

しかしながら、転職するにあたって求人の情報と実際に入社した際の年収や休日、残業時間などの条件に差異がある場合もあるため、リスクが伴う方法とも言えます。

副業は、不動産投資や駐車場経営、FXなど幅広い不労所得があり、現在の職場は変えずに始めることができ、手軽に年収を上げる方法です。

投資をする場合は、毎月もしくは年間の投資金額を決めて行うことでリスクを抑えて利益を出すことができるため、会社が副業禁止でなければおすすめの方法です。

年収3,000万円の手取りや生活レベルまとめ

年収3,000万のまとめ

この記事では「年収3,000万の手取りや税金、生活レベルやどんな仕事の人が多いのか」などについて解説しました。

年収3,000万円の手取りは1,800万円であり、全国で見た割合は1,000人に1人と、限られた人しか得ていない年収額ということが分かりました。

税金は、年収3,000の場合は約1,200万円引かれますが、独身者か既婚者かによっても金額が変わるため、共働きで稼ぐことやふるさと納税を活用することがおすすめです。

生活レベルは、独身での実家暮らしや一人暮らしの場合は、食や趣味にお金をかける余裕がかなりあり、扶養家族がいる場合は、教育費に大きくお金をかけない限り、ある程度は余裕のある暮らしをすることができます。

年収3,000万円の仕事は、専門知識が必要な職種が多く、簡単に就ける仕事ではありませんが、幼少期の頃から幅広い勉学に励むことで、高収入の仕事に就く機会を将来的に増やすことができます。

年収3,000万円得るということは、仕事の重みや責任感がより一層増えるため、プレッシャーに耐えうる精神や決断力が必要なのではないでしょうか。